~事業の趣旨~

 エゾシカは、北海道を代表する大型哺乳動物であるが、近年個体数の増加に伴い、希少植物や自然林などの生態系への影響が顕著になると共に、農林業被害や交通事故の被害の増加など人間活動にも大きな障害になっている。

 新得町トムラウシ地域においても同様に、農作物・牧草・樹木などの食害による被害額が増大し、農林業経営に深刻な課題を抱える状況です。平成19年2月同地域酪農家を中心とする、トムラウシエゾシカ研究会を組織し、調査・研究をしてまいりました。その結果、捕獲して有効活用する視点に着目し、生物多様性の保全を図りつつエゾシカの個体数調整に貢献させるとともに、新たな地域産業の創出及び地域振興につなげたいと思います。

 以上を目的に、同年11月、地域の人を中心に事業会社株式会社ドリーム ヒル・トムラウシ(エゾシカの生態捕獲・一時養鹿・食肉加工・販売)を設立、新得町のご協力を得まして、国・道・町の補助を頂き、また、農地取得のための農業生産法人の認可を得ております。

 以上述べましたように、北海道の資源であるエゾシカを廃棄するのではなく、すべて有効活用し、北海道の自然資源”エゾシカ”から栄養学的・環境教育学的に価値を見出しつつ、エゾシカ肉の魅力を最大限伝えていき、ゼロエミッションを目指しながら地域経済の振興に貢献することが目的です。

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